運よく生きる
                                                              平成26年9月25日

 私達が平和で豊かに暮らすには、「お金」や「人脈」も必要ですが、実は「運」も大変重要な要素だと言えます。
 よく「商売をするのなら、運の良い人としろ」言われますが、運に恵まれていない人との取り引きでは、売掛金を回収することが出来なくなるかもしれませんから、まさに商売は運しだいとも言えます。

 しかし、「運」についてを調べてみますと、
 
 運(うん)とは、その人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせを指す。 運が良い(幸運・好運)とは到底実現しそうもないことを、偶然実現させてしまうことなどを指す。 運が悪い(不運・悲運)とは、楽しみにしていた旅行の当日に、発病してしまうことなどを指す。

 と書いてあります。運は自分ではコントロールする事が出来ない不思議な力であり、運の良い人間になろうとしても、簡単になれるものでは無い事は言うまでもありません。運だけで生きていこうとすれば、運の良いときがあれば、必ず運の悪い時を巡ってくるものであり、運はコントロールする事は出来ないものですから、とても厄介なものです。

 では運の良い人とはどの様な人の事を言うと思いますか。それは、「棚からぼた餅」と言える人生を送っている人を言うのです。「棚からぼた餅」をつかむことが出来る人、それはぼた餅が乗せてある棚のそばまで行っている人なのです。何もせずにいたのでは、棚からぼた餅が降ってきても、これをつかむことは出来ないでしょう。落ちてきたぼた餅をつかむには、棚のある場所を知り、その棚のそばにいることが必要なのです。
 
 ある新聞記事にプロ野球のコーチが、記者からの質問にこう話されていました。
 記者が「あなたは、試合には、運の強い選手を使うとのことですが、どのような人が運が強いのですか?」と質問すると、
 コーチは「どんな打球を打っても、一塁まで全力疾走する人。」と答えたそうだ。ぼてぼてのピッチャーゴロを打った瞬間、多くの打者は、天を仰いで悔しがり、一塁に向かう途中で歩き始める。どんな時でも全力疾走していると、野手が緊張する。ボールをお手玉したら、セーフにしてしまう。それがプレッシャーになって、時にはヒットになることもあるそうなのだ。

 夢を具体的にイメージし、その夢に向かって真剣に歩いて行く。すると、なぜだかこれを助けてくれる人達が集まってくる。自分1人で生活をしている訳ではない、必ず人に助けられて生活をしている。だからこそ、一日一日を大切に生きていく必要があります。何か特別な力や才能が必要なわけではありませんし、毎日全力疾走して生活をする必要はありません。ただ、自分の夢に向かって素直に向き合えるかが大切なのです。そして、これが運の良い人と言われる人の姿なのかもしれませんね。